『過剰なのがいいよね』 箭内道彦氏が語る、チームシャミの魅力。 - ソウ・エクスペリエンスギフト

チームシャミによるリメイクジーンズエクスペリエンス
 
風とロック代表の箭内道彦氏。
タワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE.」や資生堂「unoお笑い芸人52人CM」、そしてフリーペーパー『月刊 風とロック』の発刊などで有名な氏は、実はチームシャミの作品を愛用しています。
今回はそんな箭内氏と、チームシャミのデザイナーの中野恵介氏との対談の様子をお伝えします。
(聞き手:ソウ・エクスペリエンス山本一造)
『最初買おうと思ったら、あんただれ?って顔された笑』
箭内

チームシャミの作品に初めて出会ったのは世田谷ものづくり学校(IID)。IIDを始めた黒崎輝男さんに、これ良いでしょーと言われたんですよね。良いと思ったらすぐに買わないと悔しいタチだから「ちょうだい」と言ったら「いま無いです」って冷たく言われた笑。
「あんただれ?」みたいな笑。

山本 中野くんそういうとこ冷たいよね笑。
箭内 冷たかった笑。
で、そこであきらめずに何処で売っているか調べて中目黒の川沿いにすぐ買いに行った。(注:中目黒ROCKER AND HOOKERのこと)
山本 シャミっていろんなデザインのパンツを作っていますが、この「モップ」ってシャミが呼んでいるタイプ(沢山の生地を貼付けてモザイク状にしているタイプ)がお好きですか?
箭内 うん、まあこれが一番バカだから笑。やりきっている感じがするからね。
ほかのものは僕にはファッションに見えたんだよ。これはファッションじゃなく アートとかコンセプトに見えたから。
おつな寿司っていういなり寿司を裏返しに包んでるようなやつがあるでしょ。
これ(箭内氏着用のモップタイプ)がおつな寿司にしか見えない。笑。これを見るたびにいなり寿司が食べたくなるよ笑。
 

対談はIID世田谷ものづくり学校内、GO SLOW CAFEにて。
左から箭内道彦氏/中野恵介(チームシャミ)/弊社山本

 
山本 最初に頼んだ時はどのようにオーダーしたんですか?
箭内 オーダーじゃなく、あるものを買ってきたんだよ。すぐ欲しかったから。
  じゃあ、次はオーダーがいいですか?帽子も?
箭内 (中野着用のパンツを指差して)これいいなあ。汚れてるから馴染んでるの?
中野 それもありますね。一年以上・・・。
箭内 一回も洗ってないの?
 
中野 三回くらい笑。
   
箭内 おれもまだ洗ってないんだけど乾くの?
   
中野 天気のいい日にどうにか。
   
箭内 でもこれ良いよ。いろんな人に褒められるから。
○○君(某ジャニーズグループ)とか「これ、すごいっすねー」って。
数々のコメント貰ってるよ。○○(俳優S氏)さんとかも。
   
山本
中野
○○さん!?
   
『売れないよ、大丈夫。笑』
   
山本 でもソウ・エクスペリエンスで商品として扱っていながら、実はあんまり流行ってほしくなかったりして笑。
 
『瀬戸物を買うとかオブジェを買うとかと全く一緒。』
 
箭内 売れないよ、大丈夫。笑
ちょうどいい売れ方になるよ。売れても間に合わないでしょ、生産が。
箭内

でも、こういうものをお金貯めて買うって凄くいいと思う。瀬戸物買うとかオブジェを買うとかと全く一緒だと思ってほしいな。
それと、値段を見ただけで、「えー」って言う人がいるじゃん。だから、これがどれだけ価値のあるもので、どれだけ大変なことかっていうことも同時に伝えていったほうが良いと思う。そうしないと、悪い奴みたいになっちゃうからさ笑。 これはどれくらいはりつきなの?

 
中野 3日か4日で・・・。かかりっきりですけれども。
   
山本 一日10時間くらいやって、30時間くらい。じゃあ安いんじゃん。
   
箭内 安いよ安いよ。
   
中野 一日10時間ミシンに添え続けるというのは並大抵の精神力じゃ出来ないですから。
   
『とにかく過剰、過剰なヤバいやつが大事だと思う』
   
山本 次に何か作ってみたいものはありますか?
今いろいろ考えてるんだよね、中野君も。
   
箭内 俺は作ってみたいものというよりは何が彼らから出てくるのか知りたいな。
でも、「こういうのでこういうのじゃないやつ」というか。とにかく過剰、
過剰なヤバいやつが大事だと思うな。
   
山本 ヤバいのですか?
   
箭内 そう、ヤバい感じの、その感じが大事だと思う。
 
黒崎氏が主宰するスクーリングパッドの教壇にも、箭内氏は登場。
 
箭内 そう!もうちょっとヤバいのが良い。おしゃれなんだよね、ほかのは。
これって(モップタイプのパンツ)おしゃれじゃないじゃん。
おしゃれだともおしゃれじゃないとも言えない、何とも言えない感じが良い。
着るものでそういう経験ってないからね。
極端にいうと、ほかのは全部だめだな笑
山本 次だね。中野君何かたくらんでいるんでしょ?
箭内 過剰なものを出してほしいなあ。
この一線を越える(注:チームシャミのコンセプト『その一線を越えた面白さ』)、っていうね。
山本 そうですね。
それで名前聞いたら「チームシャミ?」みたいな。
今日はどうもありがとうございました。
 
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